
無理なく取り組める、負荷の軽い自重トレーニングをご紹介します。運動習慣がない方や体力に自信がない方でも、続けやすい内容です。動作の正確さを意識しながら、ゆっくり体を慣らしていきましょう。
減量におすすめの軽負荷自重トレーニング5種目
- 壁プッシュアップ(壁腕立て伏せ)
- 目的:胸と二の腕を強化
- 負荷軽減のポイント:床ではなく壁を使うことで、体重の負担を減らします。
- 壁に向かって腕を伸ばし、肩幅より少し広めに手をつきます。
- 壁に向かって体を倒し、肘を曲げながら胸を壁に近づけます。
- ゆっくり腕を伸ばして元の位置に戻します。
- 8~12回 × 2セット
- 背中をまっすぐ保ちます。
- 壁からの距離を調整して負荷を調整します。
- チェアスクワット(椅子を使ったスクワット)
- 目的:下半身の筋力強化、膝への負担を軽減
- 負荷軽減のポイント:椅子を利用することで動作が安定します。
- 椅子の前に立ち、足を肩幅に開きます。
- ゆっくりと腰を下ろして椅子に座る動作を行います(完全に座ってもOK)。
- その後、ゆっくり立ち上がります。
- 8~10回 × 2セット。
- 膝がつま先より前に出ないように注意しましょう。
- ゆっくり行い、太ももやお尻の筋肉を意識します。
- 膝つきプランク
- 目的:体幹を鍛える、姿勢改善
- 負荷軽減のポイント:膝をつくことで体幹への負担を軽減します。
- 肘を床について腕を肩の真下に置き、膝を床につけます。
- 頭からお尻までを一直線に保ち、20~30秒間キープします。
- 2セット行います。
- 腰が落ちたり、持ち上がりすぎたりしないように注意しましょう。
- 初めは10秒から始め、少しずつ時間を伸ばしていきます。
- ニートゥチェスト(座った状態で腹筋運動)
- 目的:腹筋を鍛え、下腹部の引き締め
- 負荷軽減のポイント:椅子や床に座った状態で行うので、腰への負担が軽減します。
- 椅子や床に座り、両手を後ろについて支えます。
- 膝を曲げた状態で、足を持ち上げて胸に引き寄せます。
- ゆっくり元の位置に戻します。
- 8~10回 × 2セット。
- 動作をゆっくり行い、腹筋の動きを意識します。
- 腰を反らせすぎないように注意しましょう。
- サイドレッグレイズ
- 目的:お尻と腰回りの筋肉を鍛える、ヒップアップ
- 負荷軽減のポイント:寝転んだ状態で行うので、全身への負担が軽減します。
- 横向きに寝転がり、下の手で頭を支えます。
- 上側の足をゆっくり持ち上げ、元に戻します。
- 左右それぞれ8~10回 × 2セット。
- 足を完全に下ろさず、筋肉を使ったまま動かします。
食事管理の4つのポイント
ダイエットや健康的な体づくりを始めるとき、完璧を目指すと途中で挫折しがちです。無理のない範囲で続けやすい食事管理を心がけましょう。
1. 完璧を目指さない
「ダイエット=好きなものを一切食べてはいけない」と思うと、ストレスが溜まりやすく続きません。
- できることから始める
- 野菜を普段の食事に一皿追加する。
- 揚げ物を減らして、焼き物や蒸し料理に切り替える。
- 外食では定食のご飯を半分にするなど、少しずつ量を調整する。
- メリハリをつける
- 平日はバランスの良い食事を心がけ、休日は好きなものを食べる「チートデイ」を設けてもOK。
2. 1日3食をしっかり摂る
極端な食事制限や、1食抜く方法は一時的な結果しか得られず、リバウンドのリスクが高まります。
- 朝食
- 代謝を活発にするために必ず摂りましょう。オートミールやヨーグルトに果物を加えたメニューがおすすめです。
- 昼食
- 主食、主菜、副菜をバランス良く摂ることが大切です。おにぎりとサラダチキン、野菜スープなど簡単な組み合わせでもOKです。
- 夕食
- 脂肪をためにくくするため、寝る3時間前には食事を済ませるのが理想的。主食を控えめにし、野菜中心にするのも効果的です。
3. お菓子やジュースを控える
お菓子や甘い飲み物には、無意識に大量の砂糖が含まれていることが多いです。完全にやめる必要はありませんが、以下の工夫を取り入れましょう。
- スナック菓子をナッツやドライフルーツに置き換える
- 小腹が空いたときは、アーモンドやクルミなどの無塩ナッツがおすすめ。ビタミンや良質な脂質を摂ることができます。
- ジュースはお茶やレモン水に
- 市販のジュースをやめ、無糖のお茶や自家製のレモン水で代用しましょう。
4. 水をこまめに飲む
体の約60%は水分で構成されています。適切な水分補給は健康やダイエットに欠かせません。
目標
- 1日1.5~2リットルを目安に、こまめに摂るようにしましょう。
- スポーツやトレーニングを行う日はさらに多めに。
飲むタイミング
- 起床後、朝食前にコップ1杯の水を飲む。
- 食事の30分前に水を飲むと、満腹感を得やすくなります。
工夫
- 飲みにくい場合は、ミントやスライスレモンを入れてフレーバーウォーターにすると続けやすくなります。
減量の注意点

- 無理をしない:疲れたら休む、動きを省略するなど柔軟に対応しましょう。
- フォームを重視:間違ったフォームは怪我につながるので鏡を使って確認するのがおすすめです。
- 小さな成功を楽しむ:少しずつでも成果を感じたら、自分を褒めてあげましょう。
初心者でも続けやすいトレーニングと食事管理を取り入れることで、無理なく減量しながら健康的な体を目指せます!
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